みなさん、こんにちは。Jamieです!
今回はNASDAQに上場している、CrowdStrike Holdings, Inc. [Ticker symbol: CRWD] を分析してみます。
それでは早速いってみましょう!
CROWDSTRIKE (クラウドストライク) の概要
CROWDSTRIKE (和名: クラウドストライクホールディングス) は、アメリカ合衆国カリフォルニア州サニーベールに本社をおく会社で、2011年に設立されました。
従業員は、2021年現在3300名を超えており、アメリカを代表する巨大テックカンパニーとなっています。
Top management / 経営者
Top managementは、当社President / CEO and co-founderのGeorge Kurtz氏です。
Kurtz氏は1999年にFounder and CEOとして、セキュリティ製品・サービスを展開していたFoundstoneを創業しました。
同社は2004年にMcAfeeに買収され、その後同氏はCTO (Chief Technology Officer)、General Manager (GM)、Executive Vice President (EVP) of Enterpriseとして活躍されました。
同氏はセキュリティ専門家、著者、起業家、話し手として国際的に認知されています。
セキュリティの分野では28年間のキャリアがあり、歳入の大幅な向上や世界中へ組織を展開することを経験・実現されています。
また、CNN、 Fox News、 ABC World News、Bloomberg、CNBC、New York Times、USA Today、Wall Street Journal、The Washington Post、Associated Press、Network World等のメディアに取り上げられた経験もあり、ベストセラーである "Hacking Exposed: Network Security Secrets & Solutions" も出版されたそうです。
メインビジネス
CROWDSTRIKE は一言で言えば、セキュリティソフトを販売する会社です。
しかし競合他社のセキュリティソフトとは、一線を画しています。
今の私もそうですが、これまでは手持ちの端末のセキュリティを強化するために、それぞれ個別の端末にセキュリティソフトをインストールをしたり、VPNを使用したりしてファイアウォールを設けることで、ウイルスの脅威に対峙してきました。
しかし、インストールしたソフトの稼働状況によっては、使用しているパソコンが重くなり、本来端末上で動かそうとしていたソフトが重くなることもあったかと思います。
また、端末OSやアプリをアップデートすると、インストールしていたセキュリティソフトやVPNが動作しなくなるといった経験もありました。
現在では多くの端末が常時インターネットおよびクラウドに繋がっています。当社のFalcon Platform (ファルコンプラットフォーム) は、この状況を利用し、従来のように個別に端末にソフトをインストールするのではなく、クラウド上でウイルスを見つけ撃退します。
こうすることで、上述したような個々の端末の動作を重くしたり、アップデートにより動作がしなくなったり、インストールしたウイルス対策ソフトウェアで検知できない抜け道的な部分から脅威が入り込むことを防ぎ、クラウド上で脅威を全て排除しています。
洗濯物でイメージすると、従来は汚れ物を一つ一つ手洗いをしていたのに対して、今ではドラム式洗濯機でまとめて丸洗して、乾燥までしてしまうようなものです。
Falcon platform には、以下に示す複数の製品があり、使用したいサービス内容によって製品を選択することが可能になっています。(ここでは個々の商品の詳細な説明は割愛します。)
売上高およびEPS (1株当たり純利益)
売上高は、2020年では481.4Mドルであったのに対し、2021年には874.4Mドルと2倍弱ほどに成長しています。
EPS (1株あたりの純利益)は、2020年では-0.32ドルであったのに対し、2021年は0.27ドルと、こちらは大幅に上昇し黒字化を達成しています。
なお、現在の株価は以下となっています。
ブログ運営者所感
私はこの企業を知った時に、「これこそ革命だ!」と身震いしました。
私自身もそうですが、パソコンを毎日使用して、かつ負荷が高い作業を繰り返し行う方にとっては、セキュリティソフトやVPNで処理が遅くなることで、作業の効率性が大きく損なわれますし、それにより自身の精神衛生にも影響を及ぼします。
それをクラウドストライクは、大元で一元管理することで各端末に負荷を与えず、かつAI等の独自アルゴリズムを走らせることで、既存のウイルスは瞬時に検知&撃退、新たなウイルスに対しても手元ですぐに解析ができますから、最短で対策を打って出るということを可能にしているのです。
ITツールを長年使用してきた身からすると、このようなサービスはもっと早く存在しても不思議ではないのにな、と思ってましたが、やっとそれが世に出てき、かつコロナ禍によりクラウド使用者が急増したことにより、世間にも認知されるようになった。当社の歩みとともに、現在の時流を読んだ気がします。
今では個々の端末上に単独ソフトをインストールするといったケースは減っており、クラウドに置き換わってきています。
マイクロソフトも365というクラウドベースのシステムに主軸を置いていますし、Googleが提供するGoogle workplace (旧称: G suite) もクラウドサービスです。
私個人の意見としては、あと数年(5年以下)もすれば、世の中のほとんどのソフトはクラウド上で動作するようになり、手元の端末には最低限のソフトをインストールするのみ。端末にはデータ未保存で全てクラウド管理という世界が来ると思います。
その時に、現在この分野の先駆者である、CROWDSTRIKEは間違いなく業界をリードし、場合によっては現在のGAFAMをも凌ぐ可能性すらあると妄想をめぐらせています。
以上、少しでもお役に立てる情報があれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
注: 当記事は投資をお勧めするものではございません。