ZoomInfo Technologies Inc. (ズームインフォ) ってどんな会社？

みなさん、こんにちは。Jamieです！

今回は、Nasdaq（ナスダック）に上場している、ZoomInfo Technologies Inc. [Ticker symbol: ZI] を分析してみます。

それでは早速いってみましょう！

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ZoomInfo (ズームインフォ) の概要

ZoomInfo (和訳：ズームインフォ) は、アメリカ合衆国ワシントン州バンクーバーに本社をおく会社で、2007年に設立されました。

従業員は、2021年時点で1300名程度となっており、アメリカを代表するSaaS分野の大企業の一角だと言えます。

ZoomInfo社のTop ManagementはCo-Founder and Chief Executive Officer (CEO) のHenry Schuck氏です。

同氏は、2007年にまだ博士学生だった際に、自身のクレジットカードから$25,000を使用して、同社の前身となるDiscoverOrgを立ち上げました。

Linkedinにて職歴を拝見させていただく限り、学生時代からいくつもの職業を経験されておられ、バイタリティ溢れる人物であることが窺えます。

また、DiscoveryOrg / ZoomInfoの経営の傍ら、2013年から2014年にかけて、Washington State Universityにおいて、非常勤講師（Adjunct Professor）も務められたようです。

University of NevadaよりBusiness AdministrationおよびHospitality Managementの学士号を、Ohio State Universityより法務博士を取得しています。

好きな食べ物はチーズバーガーで、初めて就いた職業は13歳に経験した新聞販売員だそうです。

同氏は、2020年にFortune誌が選ぶ、”40歳以下の40名（40 under 40）” に選出されています。

ZoomInfo社の主要ビジネスは、企業の営業活動を手助けする顧客情報を提供するサービスです。

データベースに登録された膨大な会社の中から、登録している自社の情報を元に、営業先として適している会社の情報を提供してくれます。

また、自社のホームページにどのような人が訪れているかをまとめたり、ビジネスパートナーのコンタクト情報を整理したりと、マーケティングツールとしても充実しています。

さらに、Linkedinのように人材採用ツールとしてのサービスも提供しています。

サービスはサブスクリプション型の、1. Professional, 2. Advanced, 3. Elite の３段階からなっており、利用できる範囲が3のEliteが一番広くなっています。

売上高は、FY2019年では$293.3Mであったのに対し、FY2020年には$476.2Mドルと、約6割ほど増加しています。

一方で、EPS (1株あたりの純利益)は、FY2019年では$-0.16であったのに対し、FY2020年は$0.35と黒字化を達成しています。FY2021年には、$0.5まで拡大することを見込んでいます。

なお、現在の株価は以下となっています。

ZoomInfo社は、社名が以下のZoom Video Communications（ズーム）と似ていることから、関連会社かなと疑問に思い、調査したことから知りました。

実際これらの二つの会社の経営に全く関連性はありませんが、Zoom Video Communications社はZoomInfo社の顧客の一部であることがわかりました。

同社のビジネスは、簡単に言うと会社のデータをクラウドで更新・管理し、営業活動を円滑化するためのサービスの提供です。

従来ですと、それぞれの会社で顧客の情報を入手し、それを社内で管理してアップデートしていくということが必要でしたが（例：名刺を交換して、社内で情報共有する）、相手先に既に接触実績があるなしに関わらず、必要な情報を提供してくれるのが、当該サービスの強みだと言えます。

B to B（Business to business）をターゲットにした事業なので、我々のような直接営業に関わっていない人は事業内容がイメージしづらいと思いますが、営業部門にお勤めになっている方であれば、かなり重宝するサービス内容ではないかと考えます。

売り上げおよび利益も順調に拡大していますし、2021年6月直近の株価も右肩上がりに推移しています。

今後も同社の動向に注目していきたいと思います。

以上、少しでもお役に立てる情報があれば幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

注: 当記事は投資をお勧めするものではございません。